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商品名:　[14791] Honda Design Motorcycle 1957-1984

W230 x H277／英語対訳／編集　東京エディターズ／DVD付／184p

税込価格 3,990円ポイント：159pt (4%) ご利用方法

　久々に素晴らしいオートバイに関わる日本の本を紹介です。
月刊誌は一ヶ月、クオータリーは三ヶ月を単位として発行されます。企画は数ヶ月前からしているとしても、編集の実作業一ヶ月ぐらいで行われています。しかし、書籍となると数年という単位にもなります。問題は時流が変わればどんなに良い企画であっても、80％くらい出来上がっていても出版されません。
　この本も前々から話は出ていて、ホンダに話しかけてから2年が費やされました。最初の段階で企画はOKでしたが、どこまで収集が可能か見えない状況でスタートしています。なかなか思うようにいかないので、かなり上のポジションの方に直接掛け合い、ようやく本気になってくれたそうです。そうなると当然、未発表のスケッチからレンダリングまで、ここまで考えていたのかというほどのものが集まりました。そして当時のデザイナー担当者のインタビューを録画しDVDにすることもできています。
　本田宗一郎がまだいたころですから、いわゆるホンダらしさがちりばめられたホンダ・コンセプト集となっています。最初のレンダリングはモンキーで、見たことのないバリエーションもあり、CB750、CB400FOUR、CBX、GL1000、ロードパルなど1957年から1984年まで40台以上のホンダ・デザイン・エッセンスの集積です。
　当時のホンダはコンセプトが先行して、コストパフォーマンスを省みなかったのではないかとさえ思えます。現在、どのメーカーも同じように新しいものが少なくなっている時代を鑑みると隔絶した世界のようです。コンピュータグラフィックを駆使して作られた今の乗り物と違って、手作りを機械でようやく量産できたものたちが華やいでいます。面白いからやってみようのエッセンス集です。残念ながら1957年以前のレンダリング等は現存していないそうです。
　付録のDVDに本田宗一郎が顔を出しているのも、この本ならではです。全頁が英語対訳されていますから、海外でも人気を博すことでしょう。

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