すでに、すべてが解っているかもしれない!
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つい最近の新聞で、「東京大学総合研究博物館に不思議な鉄の塊が展示されている」という記事があった。不純物を可能な限り取り除いて作った超高純度鉄で、本来の鉄とまったく違う性質を示し、錆びず、塩酸にも溶けない。従って専門家を戸惑わせおり、金属の本当の特性とは何かを洗い直す必要に迫られていると。 これは東北大学の安彦兼次客員教授が開発した純度99,9999%の鉄で、米国や独仏でも研究されているが成功されていない。 このような記事を読むと、実は今まで鵜呑みにしてきた科学上のことについて、本当はすでにあるレベルで分っているが一般には分からないことにされている、または間違って捉えられている部分をそのままにしているのではないかと思えてくる。そんな疑問に答える、一冊の本がある。 |

この「テスラ 発明王エジソンを超えた偉才」という本は、1997年に翻訳出版され現在も買うことができる。今の家電の大半を占める交流発電モーターを発明したニコラ・テスラは科学者であり、詩人であり、食通だった。テスラはロボット・コンピュータ・ミサイルの基本法則を考え出し、これによって人工衛星やマイクロ波、そして核融合などへの道が切り開かれた。 しかし、電気関係の発明者という名声はエジソンとなってしまい、無線電信の発明者の栄誉はマルコーニと思われてしまった。J・P・モルガンなどにもてはやされながらも事業家としての成功をウェスティングハウスに譲り、候補になりながらノーベル賞も手に入れていない。 |

クロアチア生まれたセルビア人であったことが何か関係しているのかと思っていたが、どうもそうとは思えない。発明した内容があまりに軍事に影響を与えるということだったからかもしれない。
また、あらゆるものに応用が利き、莫大な収益をもたらす利権の世界に関わることだった。テスラの死の直後、テスラの特許を受けていない研究論文や国家機密に関わるであろう文書の大部分がアメリカから消失していたことが、それを物語っている。 エネルギーの無線電送・破壊光線兵器・極超長波無線通信・気候コントロール等々…。今もって科学者や発明家によって綿密な研究が続けられている。 テスラが最もアクティブだった1900年代初頭のころの科学技術レベルと、今を比較すれば一目瞭然で、無駄な妄想となってしまうが、今、もしもテスラが生きていたら…。いや、もしかしたら、すでにテスラの研究はほとんど解明され、開発されて極秘裏にどこかで作動しているかもしれない。 |
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