やはり、ベースが違うのか
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日本人の大部分が勤勉な農耕民族であることは間違いないのですが、しかし、とてつもなく桁違いの人が、もっといていいように思います。しかし、これは日本固有の豊かな四季のある風土が生み出していないのでしょう。また、他民族に支配されたことがないことも影響しているのでしょう。海外の人たちは、日本人が絶対やらないような考えられないことを多々しています。 ここに紹介する「コロンブスそっくりそのまま航海記」は言語に絶します。アメリカ人とスペイン人2人の「コロンブスとそっくりそのままの航海をしよう!」という意気込みからだった。コロンブスの最初の航海は1492年8月3隻の船でおこなわれた。「サンタマリア」「ピンタ」「ニーニャ」で乗組員は88人だった。 |
1962年9月19日、これと同じ航海を企てたロバート・F・マークスとカルロス・エターヨは「ニーニャ」の半分の大きさしかない「ニーニャU世号」に、たったの9名で出発した。船自体は当時の縮小ものに作られたものだったが、計器も食べ物もすべて昔どおり。モーターやラジオ、救命ボート、缶詰など一切使用しないことを前提としたチャレンジだった。猫と羊まで乗せていた。最近、テレビで見たノルウェーのナンセンの北極探検ではないが、ヨーロッパの人間は我々とは違う人種だとつくづく思い知らされる。 |
いずれにしても、彼らはコロンブスの倍以上の77日をかけて、バハマ諸島に着いている。このとんでもない冒険の最中にどんなことが起きたのかはこの本を込む方のためにここでは紹介しません。本棚にこの本があると元気付けられること請け合いです。 |
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