突然ですが、私の最も好きなF1マシンは・・・

16戦中15勝という正に圧倒的な強さで
1988年シーズンを席巻したマクラーレンMP4/4です。

この歴史に残る名車をデザインしたのが
ブラバムとマクラーレンで数々の名車を
生み出したゴードン・マレー。

MP4/4は、全高を低くして前後ウィングの
ダウンフォース効率を最大化する
「ロウ・ダウン・コンセプト」を基に
設計されています。

このコンセプトを含め、MP4/4を深く
理解出来る本が2月22日されます。

「ジョー・ホンダ写真集No.3 McLaren MP4/4 1988」


ただし、マレーはこのコンセプトでマシンを
設計したのは初めてではありません。

1986年のブラバムチームのマシンである
BT55でも同じ様にデザインしています。
残念ながらMP4/4とは対照的に十分な成績を
挙げることは出来ませんでした。
具体的な理由については彼自身がこの商品で
語っています。

「レーシングオン BRABHAM 流転の名門ブラバム」


改めて彼のインタビューを読んでみて
BT55が単なる失敗作ではなく理念に
基づいた作品であった事が分かって
認識を改めました。

スタッフ　R.S