突然ですが、サーファー御用達の自転車
「ビーチクルーザー」はお好きですか?
私は結構好きです。
特にあのハンドル形状、カッコイイと思いませんか?

ビーチクルーザーといえばアメリカ、
アメリカの自転車といえば「シュイン」ということで
こんな本があります。

「Schwinn Bicycles」
Schwinn Bicycles
ソフトカバー/H255×W255/カラー/英語/160p
税込価格 5,229円 (本体価格 4,980円)


あのワイドで、カクカクっとした、
ハーレーとかの(オートバイの)ダートトラッカーを思わせる
アップハンドル、私は大好きです。
かつてオートバイ(2台)でも使用していたくらいです。

加えてMTBの始祖とされる「クランカー号」は
ビーチクルーザーの改造車だったのはご存知でしょうか。
そう、ビーチクルーザーはMTB「種の起源」なのです。

そして今回のプロジェクト、当初のコンセプトは

MTBにあのハンドルをつけて
ビーチクルーザーのようにユルく乗りたい

というものでした。それは結果的に
MTBを「先祖帰り」させるような、言い換えれば

MTBとビーチクルーザーの融合

というものになりました。その特徴を列記すれば

例のハンドル
ダミータンク等モーターサイクル・イメージ
ペダルを逆回転させると効くコースターブレーキ
それゆえブレーキレバーは一個
海岸線は平地ゆえのシングルスピード
砂に潜らない太いホワイトウォールタイア

といったところでしょうか。

MTBとビーチクルーザーの融合を目指し
上記の特徴(イメージ)を我がヘッド号に落とし込むべく
悪戦苦闘が続いています。

特にシングルブレーキレバーは
片手にサーフボードを抱えるための
ビーチクルーザーならではのものであり
譲れないディテールでした。
そこで
MTBでシングルレバーを実現するため
モトグッツィのいう「インテグラル・ブレーキ」すなわち

前後連動ブレーキ

を開発中(!)なのですが、これが難物で
なかなか思うように作動してくれません。
完成の遅れもこのためです。次回までには・・・!

閑話休題。近着自転車書籍としてオススメなのがこの本です。

「The Competition Bicycle」
The Competition Bicycle
ハードカバー/W250×H309/カラー・モノクロ/英語/176p
税込価格 9,870円 (本体価格 9,400円)


黎明期から現代までの競技自転車を網羅したものなのですが
大昔に、現代のコンセプトが既に具現化されていた
のには驚かされました。たとえば

キャノンデールもびっくり!の片持ちフォーク

アラン遥か以前のラグ接合アルミフレーム

等々、いうなれば「自転車のオーパーツ」(!?)状態の本書
その他名車、旧車、味のある素晴らしい写真多数
詳しい人ほど楽しめる一冊でしょう。

東京店に展示中です。
連動ブレーキへのご質問を含め(笑)
ご来店お待ちしております。

東京店 T.K.